去年に引き続き、絵師100人展へ行ってきました。今年もいい刺激をもらいましたが、ちょっと思うところがいくつかあったのでそれも交えながら書きたいと思います。ちなみに去年の記事はこちらです↓
今年もすごい
何か良い言い方があればいいのですが、やはり「すごい」に尽きます。本当にどうやって描いてるんだろう…。じっくりと観察し、2時間ほど見て回りました。(…あれ?去年は3時間見てたような)
近づいて細かい部分もよく見て素人なりに何かを吸収できたような気になりました。(…なんか見づらいような)
これだけの作品をまとめてみる機会なんてあまりないのでとても充実した時間になりました。学生展示コーナーもゆっくりと見ていくつか気に入った作品があったので載せておきます。(学生展示コーナーは写真撮影OKです)




最後はグッズコーナーでお目当ての商品を買います。去年買えなかった図録を今年の分とまとめて購入しました。あとはいくつかお気に入りのグッズを購入。(…ん?こんな高かったっけ)
思うところ
さて、ここまでの話で()内に書いたこと。これらが冒頭に書いた今年の絵師100人展を見て思うところ、つまりは疑問点です。
その疑問点はこの3つ。
- 会場のレイアウトが良くない
- 展示作品への写りこみが多い
- 物価高?
1.会場のレイアウトについて
去年と比べて今年の会場は直線的なレイアウトでした。例えるなら廊下のような通路の両側に展示されているという感じです。一直線というわけではありませんが、通路の両側に展示されているためいったん端まで見て戻るか、数点ごとに後ろに行ったり戻ったりを繰り返すことになります。
こういったレイアウトは規模の違いこそあれ、よく採用されると思いますが大阪展会場はなんだか見にくく感じました。このせいか、去年より1時間早く切り上げることになりました。
2.展示作品の写りこみについて
これは去年もそうだったのか定かでないですが、絵の前面にガラス(アクリルかもしれない)パネルがはめられていました。このパネルが会場のライトを反射したり、色の濃い作品の場合は周りの景色の写りこみが発生していました。
このせいで絵が見づらく感じました。会場のライトや作品の位置・パネルの素材などをもう少し考えて欲しかったなと思いました。
3.物価高のせいなのか?
あとで気づいたのですが、今年は入場料が値上げされていました。当日券で去年は1200円、今年は1500円となっていました。図録も2700円から3000円に。クリアファイルも440円から550円に。
最近の物価高のせいなのでしょうか。有名イラストレーターさん達の作品が1500円で見れると考えると安いのですが、この調子で毎年値上げされるとなるとちょっと…ね。
この値上げ分がイラストレーターさん達にきちんと分配されていれば文句はないのですが、「物価高だから上げとけ」みたいにされているなら考え物ですよね。
全体的な満足度は下がった
去年は初めてということもありかなりの満足度でしたが、今年は少し満足度が下がりました。とは言っても、作品自体はどれも素晴らしく文句の付けようがありません。
絵師100人展の運営側の問題が今回の疑問点となっているので、来年は改善してくれることを期待します。
あと今回、大阪・関西万博編の作品も展示されていたのですがこれもどうかと思いました。万博の高い入場料を払って見に行った人は到底納得出来ないことでしょう。さらに悪いことに万博編のグッズまで置いている始末。万博編へ行った人は怒っていいと思います。
大阪展でも万博編の展示をすることをあらかじめ告知していればいいのに、それをしなかったのは来場者をだましたと言われても仕方ないでしょう。
今回のまとめ
今回はちょっとネガティブな感じになりました。作品は素晴らしいものばかりなのに運営がそれを台無しにしている感じがして満足度はあまり高くなりませんでした。
ボランティアじゃないんだから儲けを出さないといけないのは分かります。ですが、クオリティが下がったのでは本末転倒。特に万博編の扱いはよく考えて欲しかったですね。
それでは今回はここまで。また見に来てくれるとうれしいです。
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