Alternative A2DP Driverを使ってます

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Windows11はBluetoothコーデックとしてSBC・AAC・aptXに対応しています。しかし残念ながらさらに高音質のLDACには対応していません。では、WindowsでLDAC対応ヘッドホンなどを使いたいときはどうするのか……、それはドライバを追加して対応させればいいんです。

Alternative A2DP Driverというデバイスドライバ

Alternative A2DP DriverというWindows標準のBluetooth A2DPドライバを置き換えるドライバがあります。これを使えばSBC・AAC(AAC対応版ライセンスが必要)・aptX・aptX HD・aptX Low Latency・LDACとすべてに対応できるようになります。

なお、このドライバは有料で25/05/27時点での価格は9.99ドルとなっています。1ドル142円として1418円程度となります。(AAC非対応のライセンスです。AAC対応版はもう少し価格が高いようです)

ダウンロード後、7日間の試用期間がありその期間内にライセンスを購入する場合は5.99ドルに割引されます。同じく1ドル142円とすると850円程度になります。

このライセンスは買い切りなので一度買えば永久に使えます。ただしPCを買い換えたりしてマザーボードが変わった場合はライセンスが無効となります。マザーボードさえ変わらなければ、CPUやメモリの交換、OSの再インストールなどでは無効となりません。

標準のドライバを置き換える特性や海外への送金が必要なことからPC初心者にはおすすめできませんので、詳しい導入方法や支払い方法などはここでは書きません。

Alternative A2DP Driverを使ってみて

私はオーディオテクニカのATH-HL7BTというワイヤレスヘッドホンを使っていますので、以降はこのヘッドホンでの話となります。他のヘッドホンやイヤホンではまた違った感じかもしれませんのでご注意ください

まずすべての機能に問題は無く正常に使えました。もちろんLDACでも接続できています。LDACは遅延が大きいと聞いていましたがそれほど気にはなりません。

普段遊んでいるゲームでも使ってみましたが全く問題ありませんでした。ただし、崩壊スターレイルやパルワールドなど遅延が致命的ではないゲームでしか試してないのでそう感じるだけかも知れません。

音質はと言うと、SBCで接続したよりも高音質になりました。でも、Alternative A2DP Driverの出来がいいのか、標準のドライバと比べてSBCでもかなりきれいに音が聞こえます。

使っていてOSが不安定になることもなく、Bluetooth接続が切れることもありません。ヘッドホン側も何も問題は起きず快適に使えています。

音が途切れることがあるかもしれない

使い始めた頃に起きた問題ですが、エンコード品質を選ぶ項目でHQ(高品質)とした場合にたまに音が途切れることがありました。そのときはUSB端子に挿す小さなBluetoothアダプタを使っていたのでそれが原因だと思います。

つまり、送受信が安定していない(アンテナが小さい)場合は音の途切れが発生する可能性があります。なので、USB型のアダプタは使わないほうがいいかもしれません。

私の場合、マザーボードのBluetooth端子から延長して取り付けるアンテナを購入して見通しの良い所に設置しています。このあたりは使う環境に合わせて色々試してみるといいと思います。


LDAC対応機器を持っていてWindowsでも使いたいという場合はAlternative A2DP Driverがおすすめです。ある程度のPC知識が必要なのが前提ですが、導入も簡単だし永久ライセンスだし安定しているしほぼ完璧なドライバだと思います。

ひとつ難点があるとすれば、マザーボードにライセンスが紐付けられるので自作PCユーザーだとちょっとつらいかもしれません。

最後にAlternative A2DP DriverのサイトURLを貼っておきます。

Alternative A2DP Driver

それでは今回はここまで。また見に来てくれるとうれしいです。

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