和歌山の花山温泉と貴志駅へプチ旅行 ネコ駅長に会ってきました

気温も少し下がって快適になり出した10月半ば、ネコ駅長に会いに和歌山電鐵貴志川線の貴志駅を目指してプチ旅行をしてきました。ネコ駅長のいる貴志駅が目的ですが、途中花山温泉にも立ち寄ります。

まずは移動

まず花山温泉を目指して移動します。最寄り駅は和歌山電鐵貴志川線(以下、貴志川線と呼びます)の日前宮駅。貴志川線はJR和歌山駅始発なのでそこを目指します。

当日の具体的なルートは以下の通り

ルート(花山温泉まで)
南海難波駅→南海和歌山市駅→和歌山バスでJR和歌山駅→日前宮駅→温泉まで徒歩

JRの天王寺あたりから快速で行けば分かりやすいのですが、だいたいいつも混んでいるので座れないだろうと思い南海を利用することにしました。これなら始発駅からなので確実に座って移動が出来ます。

難波からは1時間30分くらい、乗り換え待ちなどを合わせると2時間くらいでした。

貴志川線の一日乗車券を買うには

貴志川線はJR和歌山駅から発着していますが、一日乗車券を買う場合はちょっとややこしいです。貴志川線の乗り場窓口で買うのですが、その乗り場へ行くのにJRの改札を通らないといけないのです。でも、切符を持ってないので改札は通れません。

当日もどうするのか分からなかったのでJRの駅員さんに聞いてみると、そのまま改札を抜けて貴志川線の窓口へ行ってくださいということでした。私が行ったときは、中央口だったので他の入り口だとまた違うかも知れません。

そのまま抜けていってもいいということでしたが、通る際はJRの駅員さんに一応聞いてからの方が良いです。無言で切符も持たず改札を通り抜けるわけにもいきませんしね。

花山温泉へ行こう

和歌山駅から花山温泉へは次の3通りの行き方がありました。

  1. 徒歩またはレンタサイクル
  2. バス+徒歩
  3. 電車+徒歩

今回はあとで貴志駅にも行くので、電車と徒歩で行くことにしました。最寄り駅は日前宮駅。そこから徒歩で15分ほどです。しばらく歩いて温泉に近づくと道路横の水路がこんなことになってました。

花山温泉近くの用水路。温泉成分が流れている

たぶんですが、昔行った他の温泉地でもこういうことがあったので温泉成分が流れているのだと思います。花山温泉は鉄分を含むのでこの色になるし、成分量も多いのでそれらが沈殿しているのでしょう。

花山温泉の正面写真

歩いてきた道が大きな通りに突き当たると、目の前に見えてくるのが1つめの目的地である花山温泉です。こちらでは宿泊も出来る…というかそちらがメインのはずです。

さっそく入ってきましょう。初めて訪れた人には受付でおすすめの入り方を説明してくれます。また、一度上がって休憩所で休んでまた入るということも出来ると説明がありました。ここで一日のんびり過ごすのもいいかもしれませんね。

温泉成分が非常に濃く、湯船に付着して結晶化しているほどです。飲泉も出来ましたが鉄分が入っているので強烈な味がします。そのまま飲むのではなく水に薄めて飲むというようなポスターがあったのでそれが正しい飲み方なのかもしれません。

貴志駅へ移動

温泉にゆっくりつかってリフレッシュしたところで次は貴志駅を目指しましょう。貴志駅までのルートは以下の通り。

ルート(貴志駅まで)
花山温泉→日前宮駅→貴志駅

降りた日前宮駅まで戻ってあとは電車に揺られるだけです。のんびりと風景を眺めながら移動です。

貴志駅はネコの形をしている

温泉にも入って気持ちよくなって少しウトウトしかけた頃、終着の貴志駅に到着しました。以前は「たま」という名前のネコが駅長をしていましたが、2015年に亡くなり社葬されました。その後、伊太祁曽駅にいたニタマが後を継いで現在の貴志駅長を務めています。

そんな貴志駅は他の駅舎とは違い、ネコの形をした屋根になっています。

和歌山電鐵貴志川線の貴志駅舎

木があるのでちょっと見づらいですが、入り口が口、その上の窓が目、屋根の上には耳も付いています。TAMA と文字があるので先代のたま駅長を模しているのでしょうか。

それではお目当てのネコ駅長・ニタマに会いに行きましょう。

駅を見守っているニタマ

ホームから駅舎内の階段を降りると右側にガラス張りになった小部屋があります。そこにネコ駅長がいます。

貴志駅のネコ駅長、寝そべるニタマ

いました、ニタマです。クッションの上で寝そべっています。この時は少し眠そうにしていました。朝からたくさんの人に見られて、写真も撮られて疲れたのかもしれませんね。

ニタマは勤務時間が設定されており、10時から16時・水木はお休みとなっています。勤務日であっても体調などでお休みとなることもあります。

あまり刺激しないよう写真はこれを含めて5枚くらい撮るだけにしました。なお、写真を撮るときはフラッシュ厳禁です。またAF補助光なども切りましょう。あと、ガラスを叩いたり寝ているニタマを起こすようなことも絶対にダメです。

無事、ニタマに会えたので帰る前に駅舎周りを見に行きましょう。まずホームの脇には先代駅長のたまを祀ったたま神社があります。小さなたまの像も狛犬のように鎮座していました。

貴志駅ホーム上のたま大明神
たま大明神の狛猫
たま大明神の狛猫

下の写真のように駅舎の中もとてもきれいでいい雰囲気です。少し暗めの照明になっていて落ち着いた感じが出ています。出口になにやらネコの後ろ姿が…?

貴志駅の駅舎内

先ほどのネコの後ろ姿の前を見てみると…たまを模した看板でした。いい記念撮影スポットになりそうです。

貴志駅の駅舎外のたま看板

そして駅舎周りの地面にも”たま”が…

たまの陶板画

この駅、どこをみても”たま”だらけ。すごく愛されていたんだろうなと感じました。他にもありますがあとはぜひ実際に訪れてみて見てください。


こんな感じでとても充実した一日でした。帰りに乗った電車はたま電車という、これまた”たま”だらけな電車でした。車内の写真がこれです。

たま電車の車内装飾

こんな感じで車内はたま一色。どこからかネコの鳴き声も聞こえていました。

和歌山から貴志駅まで往復する場合は一日乗車券の方が安くなるのでおすすめです。一日乗車券を買うとスタンプ用紙をもらえ、指定電車内で1つと和歌山駅・伊太祁曽駅・貴志駅の計4カ所で重ねてスタンプを押すと一つの絵が完成する仕掛けになっています。

一日乗車券とスタンプ用紙の写真を載せておきます。なお、完成したスタンプ用紙は半分隠しておきました。全体像は実際にやってみてのお楽しみということで。

一日乗車券とスタンプカード

貴志川線沿線には他にもいろいろと見るところがあるようなので、今度はそちらを見て回りたいですね。

それでは今回はここまで。また見に来てくれるとうれしいです。

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