これまで色々交換しながら延命してきたPCですが、さすがにそろそろ最新世代へと交代してもいいだろうということで環境をアップグレードすることにしました。とはいえ、予算には限りがあるのでなるべく安く済むようにパーツ選びをしました。
私はAMD派
AMDが当時、画期的と言えるRyzen CPUを出す前から自作PCのCPUにはAMD製のものを使ってきました。ついでに言うとGPUもずっとAMD製なのでPCの主要部品については私はAMD派といえますね。
SempronとかPhenomとかも使ってました。こんなCPUの名前、今ではもう知らない人の方が多いでしょうね。当時はIntelの方が圧倒的に優秀で、わざわざAMDを選ぶメリットはあまりなかったように思います。
でも、そのIntelに立ち向かって商品を作り続けるAMDという存在を応援したいという気持ちもあってずっとAMDCPUを使い続けてきました。
なので、AMDがIntelと真っ向勝負できるようになった今の状況をとても嬉しく感じています。両社ともにこれからもどんどん良い製品を開発し合ってほしいところです。
パーツを選ぶ
話が少しそれてしまいましたが、ここから本題です。現状からAM5に移行するにあたって最低限必要なパーツは…
- CPU
- メモリ
- マザーボード
- CPUクーラー
この4点です。他のSSDやGPUなどは現状を維持します。CPUクーラーも流用できれば良かったのですが、AM4までにしか対応しておらず交換となります。
まずはCPU
CPUは出来れば最新の9000シリーズにしたかったのですが、出たばかりとはいえさすがに高い。なので、一つ前の7000シリーズから選びます。で、選んだのはRyzen7 7700です。CCXをまたがない構造で最大のコア数である8コア、PCケースが水冷クーラーに対応していないため空冷でも大丈夫なTDP65Wという条件で選びました。
「あれ?7700なら純正クーラー付いてるんじゃ?」と思った方、その通りです。7700なら別途CPUクーラーはいりません。ただ2024年10月初旬現在、新品の7700は5万円を超えており完全に予算オーバーなので、CPUは35000円で買える中古&バルク品を採用しました。バルクなので純正クーラーは付いておらずCPUクーラーも必要というわけです。(別で買ったら結局同じくらいになるのでは?…とも思いましたけどね)
次はメモリ
あとは、メモリですがDDR5 5600の16GB×2にしました。DDR5の4枚動作はフルスペックで動きにくいという話を聞いて、最初から大容量にしておきました。メーカーはcrucial、型番CP2K16G56C46U5を選びました。
メモリも中古でも良かったのですが、こちらはCPUとは違い壊れない限りずっと使うので限定付永久保証のある新品にしておきました。
続いてマザーボード
チップセットはB650一択で。PCIe5.0に非対応(オプション対応)ですが別に無くても困らないかなと。GPUはそもそもPCIe5.0対応品がない、M.2 SSDもそんなに高速なものはいらないし排熱がすごそう、加えて他のチップセットは単純に高い。
ここから、価格と性能のバランスを見てMSI MAG B650 TOMAHAWK WIFIにしました。22000円ほどで必要とする機能は全部付いているのでこの価格ならお買い得です。
が、ここで嬉しい誤算がありました。当日行ったショップで限定セールをしており、20000円で購入できました。Xなどでも告知が無かったので、店頭だけの限定セールだったようです。
最後はCPUクーラー
これは迷ったのですが、サイズのMUGEN 6 BLACK EDITIONにしました。最近の定番だとDEEPCOOLとか性能ならnoctuaとかになるのですが、ある程度の性能を求めるとちょっと高い。
サイズ製ならこの2社よりも安くて、性能も製品によっては負けないくらいなのでいいかなと思いました。
あとは入れ替えるだけ
パーツの選定も済んで目的のものを手に入れてきたのであとは入れ替えるだけです。OSが入っているSSDやデータ保存用HDDなどはそのまま使うので比較的時間のかからない作業です。
と、思ったのですがケース内部のホコリが多かったので掃除もついでにすることにしました。あと、いらなくなる拡張カードやケーブルなども撤去して、配線を整理したりしていると軽く3時間かかってしまいました。
時間はかかってしまいましたが、ケース内部もきれいになったしヨシとしましょう。Windowsも正常起動したのでドライバ類をインストールして再起動。BIOSもアップデートして、各種設定のチェック、メモリはEXPO対応なのでプロファイルを読ませて再起動。
と、ここで問題発生。EXPOプロファイルを読み込んで再起動させたのですが、一向に起動しない。ずっと真っ暗です。DDR5環境は初回起動に時間がかかると聞きましたが、どうもその現象では無いみたいです。
ずっと前から再起動やシャットダウンからの起動でこうなることがあったので、またそれかと思い強制オフ→電源オンすると普通に起動しました。今までマザーボードのせいかと思っていたのですが、今回交換しても発生したのでたぶん電源かなと考えています。
(※注意→強制的に電源をオフにするのは推奨されません!)
こうして少し問題があったもののスムーズに入れ替えが完了しました。やはり排熱が少し増えましたが許容範囲です。また資金が貯まったらケースを変えて水冷クーラーを付けたいですね。
AM5環境に移行してみてWindowsの起動が少し速くなりました。あと、ゲーム中GPUがサボらなくなりフレームレートも高水準を維持するようになりました。やはり世代が変わると差を体感できるのだなと感じました。
それでは今回はここまで。また見に来てくれるとうれしいです。
コメント